【間取り相談・ランドリー】共働き必見のランドリースペース
収納相談のお客さま、夫婦共働きで、最優先事項は「時短」です。
建築図面を見させていただくと、「これ理想的ですね!」と思わず感嘆の声が上がったのはランドリースペース。
共働きのご家庭では、家事に割く時間はできるだけ短くしたいもの。
それを叶えるには洗濯にかかわる家事動線を一つにまとめ、作業効率を上げるプランが有効です。
許可をいただきましたので、皆さまにもシェアさせていただきますね。
こんにちは。静岡大人の片付け塾 八木幸子です。
洗濯にかかわる作業「洗う・干す・たたむ・しまう」が移動せずに一か所にまとめられるランドリースペースがあれば、家事時間はグンと短縮できます!
洗濯機から出して、その場で干す
お客さまのお宅では、洗濯乾燥機で乾燥までを行い、外干しはしない予定。
ランドリースペースには、室内物干しも取り付けられます。
雨の日や、花粉が心配な時期にはリビングのカーテンレールに洗濯ものをかけてるお宅が多いです。
これ、うっとおしいですよね。
外干し派の方も、室内物干し場があれば、生乾きの洗濯物が行き場をなくして部屋が散らかることが防げます。
室内物干しの高さは、身長プラス30㎝ほどなら無理なく洗濯物を掛けられます。
洗濯ものが下がって、通行するのに顔に当たってしまうとかの場合は、天井からの昇降式の物干し竿を使えば、もっと竿下の空間が活かせますね。
洗濯ものが乾いたら、その場でしまう
「洗濯物が片付かない」問題
これは大抵の場合、しまう場所が離れているので面倒になってそのまま放置。という状態だと思います。
ベランダから取り込んで、一階のリビングでアイロンをかけたり畳んだりして、さて、子供服は2階の子供部屋へ。
タオルと下着は洗面所へ。
夫婦の服は2階の寝室へ。
動線が長すぎて、疲れている時など「もうヤダ」になってしまう(;’∀’)
お客さまのお宅ではランドリースペースに、家族それぞれの衣類を収納する空間があります。
一人当たり90㎝幅のハンガーパイプが取り付けられるということなので、最大で30着の衣類が掛けられます。
そんなに服をお持ちではないとのことで、これにたたむ衣類用の衣装ケースを下に3段かける2セットくらい確保すれば日常の衣類はすべて収めることができますね。
着替える、洗濯する、干す、しまうが一か所でできるなんて、理想的ですね^^
意外と忘れがちな洗面所に置きたいもの
乾燥の補助に使う除湿器や扇風機。
掃除機。
ハンガーピンチや物干しスタンド。
これらはいざ置くとなると意外と場所をとってしまうもの。
通行の邪魔にならないように、そのためのスペースも確保しておきましょう。
散らかりがちな洗面所小物の収納は
洗面所にはこまごましたものが散らかりがち。
家族それぞれにかごを用意してあげましょう。
使うときには、かごごと洗面台の上に持ち出して、使い終わったら戻すのがおススメです。
かごの中が乱雑でも、中に入ってさえいれば、洗面台が散らかることはありません。
お客さまのお宅はまだお子さんが小さいですが、成長するにしたがって身だしなみを整える道具が増えていきます。
余裕のあるスペースを作ってあげられるといいですね。
洗濯ものを「洗う・干す・たたむ・しまう」ためのスペースを隣接させてひとつながりに配置する、こうしたランドリースペースを設けるお宅は、これからどんどん増えていくのでないでしょうか。
Mさま、間取り段階からの収納相談をお受けいただいてありがとうございました。
新しいお家ではぜひ、「散らかっても15分で片づけられる仕組み」を取り入れてみて下さいね。
お片づけはさっさと終わらせて、お仕事やご自分のやりたいことを実現させられますように。
これからのご活躍をお祈りしております。
*収納相談は、カフェスペースなどでお話しをお聞きます。1時間3000円でお受けしています。
静岡 大人の片付け塾 八木幸子でした。