【ウチ断捨離】執着を捨てられない母と捨てたい娘
要らないでしょ!とっておいてどうするの!?
憤まんやるかたない娘の言葉にうなだれる母。
私の最近のお気に入りの番組「ウチ、断捨離しました」の一コマ。
娘さんの辛い気持ち、よっく分かります!ホントにこういう場合、どうしたらいいんでしょうね?
こんにちは。静岡大人の片付け塾 八木幸子です。
訪問するたびに増えている実家の荷物、気になりませんか?
年老いた母が、つまづいて怪我をするんじゃないか。
地震で積み上げられたものが頭上に落ちてきて、押しつぶされてしまうのじゃないか。
心配事はつきません。
なぜ、母はこんなにもモノを溜め込んで捨てられないのか
壮絶!執着にとらわれる母 救いたい…娘たちの激闘(前編)で出演されていたお母さんは70代。
「普通の人の何倍も、モノにこだわって買ったら捨てないのよ」と自ら明言します。
なぜそこまでモノに執着するのか?
「小さい頃から、欲しいモノを買ってもらえず不満があった」と言います。
これはたぶん、戦後の時代を生きてきた高齢の方には共通する思いではないかな。と思うんですね。
結婚して、優しい旦那さまのもと「好きなようにモノが買える」生活に。
そうして溜め込んだものをおいそれと捨てる気持ちにはなれない。
壊れていても、汚れていても、ほこりだらけでも。
凄まじいまでの執着には、目を見張るものがあります。
そんな母を断捨離に駆り立てたもの
脳梗塞になり、回復して退院する日。
これまで通りの生活だと暮らしづらくなっています。
「お母さんの身体のためにも動けるような家にしないとね」娘さんの言葉にうなづく母。
やましたひでこさんに、母が語ることは。
「これからの人生は、モノの始末をしていかなきゃならない。」
でも、やましたさんはそうじゃなくて。と言います。
「残された時間は、楽しく気持ちよく生きたいじゃない。そのために断捨離しようよ」と。
自分が死んだあとの、遺された者のためにモノを始末しよう。ではなくて。
自分がこれからの人生を生き生きと暮らすために。
私は、本当に問いかけたい。
あなたの、かけがえのない人生の終焉をほこりだらけのモノに囲まれて終わりたいのですか?
5年後10年後をより良く生きるためにお片付けしましょうよ。
母の態度に辛くてたまらなくなる娘
「母が少しでも協力的ならいいんですけど、せっかく捨てたゴミを戻したりする。それが一番辛い」
せっかくまとめて、庭に出したごみ袋。
それを破って、母が抜き取ってまた部屋へ。
そんなゴミ袋をまたまとめなおして。本当に辛い作業です。
自分の大切な時間と労力を使って、こんなに辛い作業をやっているのにまったく報われません。
「捨てる」「捨てない」でぶつかり合う母と娘。
「母のためを思ってやっているわけで、母を苦しめたいわけではない」
なんだか先が見えなくなってきた。と涙する娘。番組は後編へ続きます。
私が見ていて思うのは、お母さんは娘さんの気持ちを分かってあげてほしいと言うことです。
業者に頼めば、何十万円もする作業を無償でやっているのです。
しかも文句を言われながら。
何が娘さんを動かしているのか。
それはお母さんを思う気持ちだと思うのです。
さて、やましたひでこさんはこの問題をどう解決するのか?次回が楽しみです。
また放送後にレポしますね。
静岡 大人の片付け塾 八木幸子でした。
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