発達障害の人のための快適な生活を目指すお片づけ①
「片づけられない」・・・というか、正確に言うと、「片づける必要性を感じていない」というのも発達障害の方に見られる特性と言えます。
自分が興味のないことに関して、たとえ一般的に常識と言われるようなことでもピンとこない。
生活を円滑に進めるためには片づけは必要不可欠なもの。ということに気づかない。
発達障害の方は、視覚的記憶が得意なので散らかっていてもどこに何があるのかわりと覚えていられる。という特性があるのでわざわざ片づけなくてもいい。と思いがちなんですね。
でも、そんな方でも片づけスキルを上げていけば、格段に生活はラクになるはずなんです。
こんにちは。静岡大人の片付け塾 八木幸子です。
発達障害の方の片づけの悩みを解決するには、具体的な仕組み作りが必要になります。
片づけはマインドが8割
まずしたいことは、片づけの目的を決めることです。
・仕事と家庭の両立のために家の中を使いやすくすること。
・喘息持ちの子供のためにほこりのたまらない掃除しやすい部屋をつくること。
・自分や家族が仕事や学校から帰ってきたときにほっとくつろげる空間をつくること。
なんでもいいんです。
ご自分がこうしたい理想の状態を具体的に思い描いてください。
自分がどこでつまづいているのか?
なぜこのような状態にあるのかを考えてみて下さい。
・モノの出し入れを面倒に感じている。
・「そもそも何のために片づけるのか」を理解していなかった。
・戻しづらいのでつい適当な場所に置いてしまい、溜まっている。
・どこに置いたらいいのか分からなくて適当に置いている。
など、理由を突き詰めてどうしたらそれが解決できるのかを考えていきます。
片づけスキルを身に着けよう
発達障害の方には、特に「片づけは修行(苦行?)」かもしれません。
しかし実は片づけのスキルは「生活をラクにする手段」にもなりうるのです!
片づけが苦手な発達障害の方が、片づけをしやすい環境作りのための仕組み作りについてのお話しを次の記事から書いていきますね。
片づけや整理整頓についての本を読んでその通りにやってみたけれど、どうも上手く行かないと言う人や、現状を変えたいけれどどこから手を付ければいいのか分からないという人にも役に立つ内容になると思います。
発達障害の方にやりやすいやり方は、すべての人にとって有効な方法になります。
ぜひ参考になさってください。
静岡 大人の片付け塾 八木幸子でした。