実家の片づけ、言っちゃいけないNGワードはこの一言
昨日、あるお店の前を通ったら親子連れがそれぞれ大きなぬいぐるみを抱えて出てくるところでした。
とても嬉しそうで、見ているこちらも楽しくなってくるような様子です♪
・・・
が、水を差すようですが「モノを手に入れた喜び」って長続きしないんですね。
人の心は移ろいます。
長い年月を経てもまだ大事に思えるものってどのくらいあるでしょう。
こんにちは。静岡大人の片付け塾 八木幸子です。
先週は小学校の保護者さま向けの講座があって。
こんな格好で伺わせていただきました。
言ってはいけないNGワード
講座の受講者さんからこんな質問がありました。
「実家の片づけがなかなか進まないんです。どうしたら片づけてくれる気になってくれるでしょうか?」
小学1年生のママさんです。ということは、親世代はたぶん私と同年代なのでは。
「捨ててよ」って言っていないですか?
「・・・言ってます」
「それNGワードです!その言葉が出たとたんに、心のシャッターをピシャーと閉じてしまいますよ!」
「言っちゃダメなんですね、でもそれではどうしたらいいのでしょう?」
捨てないお片づけ
親世代は、長く生きている分だけ多くのものを持っています。
買ったときは嬉しくて、「ずっと大事にしよう」と思っていたはず。
でも長い年月を経て、忘れ去られ、ほこりをかぶって。
そんなものが溜まりに溜まっていれば、娘さんも「捨てたら?」と言いたくなりますよね。
でもそんなこと、娘と言えども「人に言われたくない」んです。
使っていなくても、ずっと忘れていて今回のお片づけであることにやっと気づいたとしても。
あなた知らないでしょ?これを買ったときにどんなに嬉しかったか。
たしかに言われてみれば「要らないもの」かもしれない。
でも無下に「捨てたら?」なんて言われたくないの!
・・・なんて心にバリケードが出来てしまいます。
一生懸命「要らないよね」「捨てたら」「捨ててあげるよ」なんて娘さんから声をかけられるたびに、バリケードはますます高く、強固なものになっていきます。
捨てなくてもいいよ。と言ってあげて
「使っているものと、使っていないものと分けてみよう。
使っているものだけを周りに置いておけば、使いやすいよね?」
こうした声掛けをしてあげてください。
お母さんが買ったもの、持っているものをどうするのかはお母さんが決めること。
これを心得てほしいのです。
「使っていないモノ」と判断したものを見て、「もう要らないわね」と心が動くのをそっと待ってみてください。
実家の片づけを成功させるコツ
「捨てる」という言葉を使わない。
そうでないと、せっかく親のための片づけとしてもけんかの火種になります。
親子関係がこじれてしまって、口もきかないなんていう事例も。
何のためのお片づけですか?
親がこれから先の暮らしをスムーズに暮らせるためのお片づけですよね。
これが大前提です。
ここを忘れずに取り掛かりましょう。
あなたとあなたのお母さまがいつまでも仲良く、健やかに暮らせますように。
静岡 大人の片付け塾 八木幸子でした。